2022年始まりましたね。
今年もよろしくお願いいます。
さて、今回は、1月から追加するニューアイテムのご紹介です。
当たり前ですけど、取り扱うコーヒー豆は、事前にしっかりとテイスティングして、どうするか決めています。コーヒー豆を仕入れるついでに、新しい銘柄で気になるものはサンプルを提供してもらって試飲しています。
自分で言うのもなんですが、正直なところ、毎日毎日、かなり美味いコーヒーを飲んでいるので、普通に当たり障りなく美味しいやんぐらいではピンと来なくなっている、つまりバグってる状態になってるかもしれません。
そんなわけで、実は、サンプル試飲からの販売への採用率は、それほど高いわけではありません。今回は、年末年始に落ち着いて試飲して「これは、イケてるんじゃない」と感じたものを、2種類仕入れてみました。
■SHB ボルカンバルー パナマ(浅煎り)
「奇跡的なバランスで成立してる」そんな印象のコーヒー豆です。
パナマの中でも屈指のコーヒー産地、ボケテ地方の火山の麓の高地で栽培、ウォッシュ後60日間の熟成とスペック情報は申し分ないのですが、フタを開けてみないとわからないのがコーヒー豆の油断できないところです。
そんな疑うような気持で試飲した僕をあざ笑うような香りと味に、一口で虜になってしまいました(^^ゞ
ひと言でこんなタイプのコーヒーと表現しにくいぐらい、つまり、香ばしいナッティーな表情や蜜や果物のような爽やかな甘酸っぱさ、しっかりとコーヒーらしいほろ苦さ、沢山の味や香りの表情を絶妙に重ね合わせた風味のミルフィーユのような上品で、奥深いコーヒー豆です。
浅煎り派の方にはもちろんですが、中煎り、深煎りを普段は飲まれている方にも一度お試しいただければと思います。
コーヒー好きを唸らせるような、そんな面白い存在です。
■SHB カフェピューマ グアテマラ(中煎りやや浅め)
THE・グアテマラって感じの文句なしに美味いコーヒー豆です。
奇をてらわない、上品で優しくやわらかな甘みのある味と香りというのが、僕の中での個人的なグアテマラの美味いコーヒーの印象です。このコーヒーは、久しぶりにそんな僕の印象ど真ん中のどストライクが来たと感じさせる逸品です。
なんか、最近、グアテマラのコーヒーがイマイチ、ピンと来ないなぁ思っていたのですが、このコーヒー豆の資料を読んでいて納得がいきました。資料によると“近年は、サビ病対策などでグアテマラのメジャーな生産地では、品種改良が進みハイブリッド種がメインになりつつあります”らしいのです。
そんな中、ちょっとマイナーな産地で、カフェピューマという名前の通り、コーヒー豆の収益の一部が、ピューマの生息地であるジャングルの環境保護団体に寄付されているなど、サスティナブルなカタチで、伝統的な従来のグアテマラらしいコーヒー生産が続いています。個人的には、こうした小細工の無い、美味しいグアテマラのコーヒー豆がこの先も届くことを願っております。
グアテマラのコーヒーが好きな方は、これは外せない逸品です。
そんなわけで、2022年1月16日(日)出荷分から、上記の2種類をご注文いただけます。ご注文は、このページの下部にあるリンクから可能です。気になる方は、お早めに。
今年も、面白いコーヒー豆を、皆さんと一緒に味わえるように、頑張って試飲していきます(笑)引き続き、よろしくお願いします。
SHB カフェピューマ
■原産国 グァテマラ
■推奨焙煎度 シティ(やや浅め)
SHB ボルカンバルー
■原産国 パナマ
■推奨焙煎度 ハイ