京都、室町今出川上ルで、週に4時間だけひっそりコーヒー豆の焙煎をしているコーヒー豆屋「4ADJ1 Coffee Roaster」です。
今回は、コーヒー好きなら見逃せない「飲み比べ」ができるエチオピア シダモG1のコーヒー豆、2種の入荷のお知らせです。
■今回入荷したのはこの2種!
◎エチオピア モカ シダモ G1 シャンタワネ ウォッシュド
標高2,150m、エチオピア南部シダモ地方のベンサ地区、シャンタワネのウォッシングステーションで精製された、爽快感が光るウォッシュドのモカです。透き通ったようなクリーンカップで、フローラル感や、スッキリとしたシトラスのニュアンスが印象的です。
◎エチオピア モカ シダモ G1 アルベゴナ ナチュラル
同じくシダモ地方のアルベゴナ地区、標高の高いボチェサ・ケベレの豆を使ったナチュラル精製。ナチュラルらしい甘みと赤い果実感がありながら、全体の輪郭が綺麗にまとまっていて、透明感と力強さを併せ持つ一品です。
イエメンのモカ港が名前の由来とされる「モカ」は、エチオピアやイエメンでとれるコーヒー豆の呼び名として知られています。
当店でもモカ・ハラーズ(イエメン)やイルガチェフェG1(エチオピア)を長年取り扱っており「やっぱりモカだよね」という声をよくいただきます。
今回のモカ シダモも、品種は「エチオピア原種」と呼ばれるもので、風味の豊かさと香味の広がりは折り紙付き。
しかも、それぞれのロットでウォッシュドとナチュラルの違いが明確に現れており、個性が際立ちます。
精製方法の違いで、同じ地域・同じ品種の豆でもこうまで表情が変わるのかと、つくづくコーヒーの奥深さを感じます。
そしてこんなロットが2つ並んで同時に入ってくる機会なんて、焙煎店をやっていてもそんなにあることではありません。
こうなったらもう、飲み比べるしかないというのが、コーヒー好きの性(さが)というものでしょう。
もちろん、店主も、この欲望に抗うことなどできず、しっかり飲み比べてみました。で、結果、どちらも素晴らしくて、選びきれずに両方とも仕入れるという、いつものパターンです(笑)。
特に普段、モカはナチュラル推しの私にとって、今回のウォッシュドの凛とした明るさと清涼感は、本当に鮮烈でした。
一方で、ナチュラルの方は、果実のニュアンスと甘みの輪郭が綺麗で、やっぱりこれだよなぁ…と唸らされました。僕にとっては、馴染みのあるモカのナチュラルという安心感です。
■飲み比べセットもご用意しました
今回、せっかくなので2種を一緒に楽しめるように【飲み比べセット(200g×2個)】もご用意しています。
利き酒ならぬ利きコーヒー的に飲んでいただくと、精製による違いがより際立って、面白い発見がたくさんあると思います。
いやぁ、コーヒーというのは、ほんとに面白い飲み物ですね。
「この違いを、どっちが好みか語りたくなる」
そんなあなたのコーヒー仲間にも、ぜひシェアしてみてください。
なお、これらの2アイテムは、今後も継続的に仕入れられるかどうかは現時点では未定です。
可能な限り継続仕入を予定していますが、こういったロットは流動的でもありますので、気になられた方はお早めにどうぞ。
それでは、今回はこのあたりで。
よいコーヒー時間をお楽しみください(@^^)/