【お願い】コーヒーは「粉」じゃなく「豆」で買ってください

howto

コーヒー豆を購入されたお客様に「挽いてください」と言われると、僕は結構抵抗しています(笑)

もちろん、店にはミルは置いてますから、挽けと言われれば挽けます。でもね、抵抗しています。毎回(笑)

 

なぜか?

 

それは、せっかくのコーヒーを美味しく召し上がっていただきたい!
この一点に尽きます。

焙煎したコーヒー豆は、空気中の酸素と反応(酸化)して、刻々と状態が変化していきます。この変化が、ある一定水準を超えると「劣化」と名前を変え、つまりは残念なことになってしまうというわけです。

であれば、残念なことになるのを少しでも遅らせたいというのは、僕もお客様も思いは同じはずです。きっと。知らんけど・・・。

 

実は、この劣化するまでの時間が、豆に比べて、粉は圧倒的に短くなってしまうことが、僕が豆で買ってくださいとお願いする理由です。

 

なぜ、「豆」より「粉」の方が、劣化速度が圧倒的に早くなるか?

空気と触れる表面積の違いです。

空気と触れる場所が多ければ多いほど、酸化は広い範囲で同時に進行します。この表面積が粉の場合は、豆の状態に比べて何倍、いや何百倍というレベルで多くなるわけですから、粉にするということは、百倍以上ものスピードで酸化する「酸化加速装置」のスイッチをONにするようなものなのです。

もちろん、酸化だけじゃなく、粉になった時点で湿気なども吸収しやすくなります。粉にするというのは、傷みやすい状態にするという行為なので、コーヒーを美味しく味わいたなら、挽いたら即使うというのが鉄則なのです。

全然、内容は違いますが、イメージしていただきやすい例で言うと、りんごやバナナの皮って食べる直前に剝きますよね、あれと同じで、原則としては、コーヒー豆も淹れる直前に挽くを常識にしてもらえればと思います。

そんなこと言っても、どんなミルを買ったらよいか、全然検討が付かないというあなたのために「コーヒーミルの選び方」に関する動画をYouTubeに公開してあります。

ここまで読んで「それなら、ミルを買ってみるか」と思った方は、参考までに、ご覧いただき、なるべく早めに「コーヒー豆を挽ける環境」を手に入れるようにしてください。

【YouTube】はじめてのコーヒーミル選び方ガイド

コーヒーのミルを選ぶためのガイドとなる考え方をご紹介しています。

概要欄に、手挽き、電動、それぞれについて、高級品から廉価品まで商品もいくつかご紹介していますので、ご参考までにどうぞ。

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それでは、今回はこのあたりで!

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